2015年6月20日の世界一受けたい授業の理科は、
食中毒について。
卵の殻、鶏肉、金属製の水筒に入れたスポーツドリンクなど
私たちにある身近な飲食物に食中毒の原因になる菌が
潜んでいます。
そんな恐い食中毒を予防するには、ラクトフェリン入りの
ヨーグルトを食べることが効果的!

じめじめと湿度が高くなる梅雨の時期から夏に向けて
暑くなる時期に要注意なのが「食中毒」。
免疫力の低い子どもや高齢者は死に至る危険性があります。

厚生労働省が発表した2014年の食中毒患者は約2万人。
これらは、冬に猛威を振るう「ノロウイルス」、
6月~9月に起こる「菌」による食中毒の数です。

そんな知らないと恐い食中毒の対処法を教えてくれるのは、
東京大学大学院教授の関崎勉先生。

卵の殻に食中毒菌が!

市販の卵でも・・・殻には、食中毒を引き起こす「サルモネラ」
という菌がついていることがあるため、卵が入っていたお皿に
直接卵を割るのは危険!
卵を入れる皿と割る皿を分けることが重要!!

食中毒予防に効果がある食べ物

それは、ヨーグルト。
ミルクなどに含まれている成分「ラクトフェリン」は殺菌予防
があるので、ラクトフェリン入りのヨーグルトを日頃から
食べていると食中毒の効果があるそう。
食べてすぐ効くというワケではないので、日頃から食べ続ける
ことが大事です。

細菌は増殖する際に鉄分が必要なのですが、ラクトフェリンは
鉄分を奪い、菌の増殖を抑え、直接攻撃してやっつけてくれる
のです。

要注意!危険な食中毒菌

カンピロバクター

一般的な食中毒は、10万~100万個の菌を摂取しないと
発症しません。
しかし、カンピロバクターは、わずか数100個の菌で発症
してしまうのです。

要注意な食材は「鶏肉」
鮮度に関係なく、市販されている鶏肉の約60%がカンピロバクター
に汚染されているとのこと!
でも、カンピロバクターは熱にとても弱いので、生焼けや不十分な
加熱に注意すれば大丈夫。
中までしっかり火を通せば、簡単に殺菌できます。

ただし、注意してほしいのは、鶏肉を切った後の包丁や
まな板にも菌が付着するので、熱湯をかけて菌を殺菌する
のが一番良い方法です。

黄色ブドウ球菌

おにぎりやお弁当で危ないのが、この「黄色ブドウ球菌」。
人間の皮膚にもいる細菌なので、調理の際に食材につく
可能性があります。

黄色ブドウ球菌が原因の食中毒の約4割が手作りのおにぎりで
発生しており、手袋やラップを使っておにぎりを作るのが
有効ですが、梅干しを入れると菌の増殖を抑える効果があります。
真ん中に梅干しを1個入れるよりも、梅干しを崩して全体に混ぜる
方がより効果的に菌の増殖を抑えることができます。

意外な食中毒の原因

真空パックの食品

真空パックなどの密閉食品でも、保存方法を間違えると菌が増殖。
「要冷蔵」と書いてあるのに「常温」で保存すると食中毒の危険
があります。
酸素が少ない場所を好む「ボツリヌス菌」が発生。

水筒に入れたスポーツドリンク

スポーツドリンクは、酸性度の高いものが多く、傷や破損がある
水筒に入れると、銅などの金属が大量に溶け出してしまいます。
水筒に飲み物を入れるときは、傷は破損がないかを確認し、
使用後は柔らかいもので洗うようにしましょう。

また、スポーツドリンクの他に、乳酸菌飲料や果実飲料など、
酸性の飲み物は金属製の水筒に長時間入れないようにしましょう。

ペットボトル

暑くなると注意が必要なのが、飲みかけのペットボトル。
飲んで口をつけたまま、まだ残っているからとそのまま放置
すると危険です。
飲んだ直後は約900個だった菌が、気温が高い場所に置いておくと
9時間後には約7000万個にも菌が増殖。
この菌は口の中にいる菌なので、食中毒になるということは
ありませんが、菌が増えたものを飲むとお腹を壊す可能性が
あるので、飲みきるかコップに注いで飲むようにしましょう。

その他、きれいに洗ったつもりでも菌がよく残っている
お弁当のゴムパッキンや、水道のレバーも要注意です!