重曹って掃除する時に役立つってよく聞くけど、やっぱり市販されている洗剤の方が効果があるような気がして、ついつい市販の洗剤を使い続けているという人も多いのではないでしょうか?
私もそうでした・・・。重曹パワーを知るまでは。
今さら人に聞けない重曹とは?を詳しくご紹介していきます。

重曹とは

そもそも重曹って何?

重曹は、「炭酸水素ナトリウム」「重炭酸ソーダ」などの略称で、塩の仲間。
弱アルカリ性の重曹は、レモンや酢などの酸をかけると、二酸化炭素と水に分解されてしまう、シンプルな化学物質です。

重曹はもともと地球の自然、そして人の体にも存在する天然成分のため、安全性も高く、地球にも優しいすぐれもの。
重曹が一時のブームに終わらず、根強い支持を受けているのは、重曹が安心して使えるエコな素材だから。
環境ブームで重曹の安全性が再評価されています。

重曹のアルカリ性の性質は、酸性である油汚れや手アカを中和して落としやすくしてくれます。
重曹の細かな粒には、カビやホコリのこびりつきを落とす研磨効果もあります。
また、空気中の酸性成分と反応してにおいをもとから絶つ働きがあります。
さらに水に溶けると酸性汚れをはがれやすくする作用、油と水をなじませる作用があります。

重曹の種類

重曹は純度によって薬用・食用・工業用の3種類に分かれます。
純度の高い薬用はスキンケアから料理、掃除と何でも使えます。
逆に工業用はスキンケア、料理には向かないので製品の裏面の表記を見てきちんと確認してから使うようにしましょう。

重曹の5つの働き

point1中和作用
多くの汚れは油や脂肪酸を含んだ酸性の物質。
アルカリ性の重曹が酸に反応して汚れを中和し、水に溶けやすい性質に変えてくれるので、汚れがスット落ちやすくなります。

シャツの襟やお風呂の汚れも元は皮脂なので、重曹で中和されます。

また、電気的な中和作用もあります。
重曹が水の溶けると解離して重炭酸のマイナスイオンができます。
これがプラスに帯電している汚れに付着して、電子の反発作用で汚れを引き離すという働きがあります。

ただし、古く固くなった油汚れを洗浄する力は強くありません。
重曹の粉石けんを組み合わせて、パワーアップさせて使いましょう。

重曹とは研磨作用
重曹の粒子はとても細かいパウダー状。
この粒子が研磨剤として効果的に働いてくれ、カビにも効果を発揮します。

重曹は、爪や純金と同じくらいの硬さで、鉄やステンレスなどよりやわらかいので、磨く物の表面は傷つけず、こするだけで汚れが落ちるところが魅力。

さらに、重曹の良さは水に溶かすと丸みを帯びるところ。
研磨効果を持ちながら、とがった角のあるクレンザーより傷がつきません。
だから、お肌のお手入れにも使え、顔のTゾーンなど皮脂の多い部分を重曹で洗うとツルツルになります。

重曹とは吸湿・消臭作用
魚の生臭さや体臭は、主に酸性の成分。
アルカリ性の重曹は、その酸性と反応して中和するので、臭いを吸い取り、消してくれます。
他の香りでごまかす芳香剤とは違い、においを元から絶ちます。
しかも、消臭効果は約2か月持続します。

トイレのアンモニア臭などのアルカリ性の臭い消しには向いていない。

重曹とは発泡作用
重曹が酸を中和するとき、二酸化炭素の細かい泡が発生します。
この泡が汚れを浮かび上がらせ、落としてくれます。

天ぷらの衣に入れてフワッと揚げたり、酸性のレモンや水と混ぜて炭酸水を作ることもできます。

重曹とは軟水化
重曹は、水に含まれるマグネシウム、カルシウムなどの金属イオンの量を減らし、軟水化させます。
掃除や洗濯、またお肌にも軟水の方が良いと言われています。

重曹 4つの基本の使い方

重曹を汚れ落としに使うといっても、掃除する場所や汚れ具合はさまざま。
目的や用途によって重曹を使いこなしましょう。

粉のまま使う「重曹」

濡らせないもの、水が使えない場所の掃除には粉のまま使います。
また、こぼした油やおねしょの直後など、液体汚れは粉に吸わせて取り除くと簡単!
研磨効果を発揮させたい時は、ほんの少し湿らせて使うと効果的。

粉チーズや塩・こしょうを入れる穴の空いた容器に入れておくと便利。
消臭用には、空き瓶、空き缶などに入れるのがオススメ。

漆器やプラスチックなどの柔らかい素材は傷つきやすいので、粉のままではNG!
重曹水ならOKです。

h4こんな汚れに効果的!
シンクのくもり、衣類・靴・ぬいぐるみなどの消臭、カーペット・ソファのほこり、ペットのブラッシング

水に溶かして使う「重曹水」

水に溶かすとpH8前後の弱アルカリ水溶液になり、すき掃除、つけ置き洗浄、洗濯、消臭などに幅広く使えます。
水でもぬるま湯でも溶け方は同じで、効果も変わりません。
水分が蒸発した後に白い粉として残りやすいので、すすぎはしっかりとしましょう。

つけ置き以外は、スプレー容器に入れておくと便利。

h1重曹水の作り方
水100ccに重曹大さじ1で約8%の濃度になります。
8%以上が溶けにくく、多く入れても効果はほとんど変わりません。

h4こんな汚れに効果的!
グラス類のくもり、エアコンのフィルター・照明器具の汚れ、バス小物・洗面小物のぬめり、ペットの耳掃除・猫の毛玉予防、車内の消臭

少量の水でのばして使う「重曹ペースト」

重曹大さじ2~3に対して水大さじ1の割合くらいが目安。
水溶液だと液だれしやすい壁面などには、重曹をペーストしたものが便利。
また、物を磨いたときに傷つけにくくなります。
使う場所、目的によってペーストの硬さを調整しましょう。

作り置きしたまま放置すると、固くなってしまい使えなくなります。
使うたびに少量ずつ作りましょう。

かかとやひじの角質落としにも効果的ですよ♪

h4こんな汚れに効果的!
鍋の焦げ、茶渋、タイルのカビ、バスタブの湯アカ、瓶のラベル、車のフロントガラス、床汚れ、スイッチの手垢

精油をプラスする「重曹精油」

用途やお好みに合わせて精油を入れて使うと掃除が楽しめます。
精油には細菌から体を守る作用、殺菌作用や消毒作用に効果があるものが多くあります。

h1掃除にオススメの精油
・ティートリー・・・抗菌・殺菌作用
・ペパーミント・・・消毒作用
・ローズマリー・・・消毒作用

ただし、精油の量に注意しましょう。

・重曹パウダー250gに対し精油20滴
・重曹水500mlに対し精油10滴
・重曹ペースト大さじ2・水大さじ1に対して精油1滴

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