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【ガッテン】コラーゲンの効果100%活用術&ゼラチンを使った激うまレシピ

2017年3月1日のNHK ガッテンは、決定版!コラーゲンの効果100%活用術。
実はコラーゲンとそっくりなゼラチンをおいしく使ったレシピは必見です♪

コラーゲンを摂取するとホントに美肌になるか?

純度100%のコラーゲンの粉末を1日5g飲み、コラーゲンを飲む以外はいつも通りの生活を送る・・・という実験を4週間行ったところ、6人中3人が水分量アップ、シワが減っていました。

効果の出た人と出なかった人の差は何なのでしょうか?

体内のコラーゲンの40%は皮膚にあります。
口からコラーゲンを摂取すると、胃や腸で分解されますが、それによって線維芽細胞が増えて、新しいコラーゲンをどんどん作ってくれます。

ガッテン コラーゲン

しかし、コラーゲンが効かない人の体ではこの現象が起きないとのこと。
つまり、効果の出た人と出なかった人の差は、線維芽細胞が活躍したか?しなかったか?の差なのです。

コラーゲンのパワー

褥瘡(じょくそう)とは、床ずれのことで、寝たきりなどで血流が悪化したところが壊死してしまう症状。
今、褥瘡を患ってしまった人たちに、コラーゲン食品を食べてもらう取り組みが一部で始まっており、「コラーゲンを摂取すると傷の治りが早い」のだそう。

ガッテン コラーゲン

日本褥瘡学会のガイドラインでも、2015年に、コラーゲン加水分解物(コラーゲンを細かくし吸収率を上げたもの)が取り上げられました。

体にキズや肌にダメージがある人の場合、胃や腸で分解しきれなかったコラーゲンの破片(ペプチド)が体に吸収されることで、体内でコラーゲンを作る線維芽細胞の増殖に役立っているのではないかということです。

ガッテン コラーゲン

線維芽細胞が増える条件は、コラーゲンペプチド(分解されきらない破片)とダメージを受けると出るたんぱく質の2つが必要!

つまり、コラーゲンを摂取しても効果が出ない人は、体や肌にダメージがない人なのです。
コラーゲンを摂取した方がよいオススメの人は、ケガや肌にダメージのある高齢者、大けが・関節痛・日焼け・冬の乾燥など炎症のある人などです。

コラーゲンと「関節」

大学駅伝のある強豪校は、コラーゲンを食べることによって、酷使される関節のケガや痛みが軽減した、という実感を得ているとのこと。
ドイツの病院では、関節の痛みなどを抱える患者さんに、コラーゲンが使われ始めています。

研究が進むコラーゲンの「修復パワー」は、ダメージのあるところで働くと考えられます。

コラーゲンは、実はゼラチンとそっくり!

実はコラーゲンの中身は「ほとんどゼラチンと変わらない」とのこと。
コラーゲンサプリなどは、体に吸収されやすいように精製されていますが、お料理に使うゼラチンを食べることでも体の中で分解され、「コラーゲンの破片(ペプチド)」が体に吸収されることが期待できるそう。
そこで、ゼラチンをおいしく使ったレシピが紹介されていました。

ガッテン流!ジャーハン

 

ガッテン コラーゲン

●材料(3~4人分)
・米・・・2合
・ゼラチン・・・小さじ1
・長ねぎ(みじん切り)・・・1/2本
・焼き豚(5mm角)・・・50g
・卵・・・1個
・塩・・・小さじ1
・こしょう・・・少々 
・しょうゆ・・・小さじ2 
・ごま油・・・小さじ1/2 

ゼラチンの分量は、湯で溶けるゼラチンを使用した場合のもの。

●作り方
1、炊飯器にお米を入れ、2合の水位に合わせる。
そこから大さじ3の水を抜く。

米をチャーハンらしい、かための食感にするため。

2、ゼラチンを大さじ1のお湯で溶かし、炊飯器に入れる。

ゼラチンをムラなく溶かし、ダマにならないようにする。

3、おかまに塩と焼き豚を入れよく混ぜたら、米を炊く。

4、溶き卵に、こしょう・しょうゆ・ごま油を混ぜ合わせておく 。

5、炊きあがったら、すぐにフタをあけ、(4)の調味料を混ぜた溶き卵と、長ねぎを加え、そのまますぐにフタをする 。

6、5分蒸らした後、米をよく混ぜ合わせたら出来上がり!

冷めてもプリプリ ナポリタン

ソースにゼラチン(1人前につき2g)を混ぜると、冷めても固まりにくくなる。

ガッテン コラーゲン

●材料(1人分)
・パスタ・・・100g
・ピーマン(繊維を断つ方向にスライス)・・・10g
・たまねぎ(スライス)・・・75g
・ベーコン(1cm幅)・・・15g
・オリーブ油・・・大さじ1/2
・トマトケチャップ・・・大さじ4
・ゼラチン・・・小さじ1強(2g) (★)
・ゆで汁・・・大さじ6(90ml) (★)

●作り方
1、お吸い物くらいの濃度の塩を入れたお湯でパスタをゆでる。

規定のゆで時間の1分前にパスタを鍋から上げる。

2、フライパンに油をひき、たまねぎ、ベーコンを炒める。

3、トマトケチャップを加え加熱したら ゆで汁で溶いたゼラチンを加え、少し煮つめる。

ソースの味をパスタにしみこみやすくするため ソースの温度をしっかり上げておく。

4、ゆであがったパスタをそのまま(3)に加え、中火の強火でソースにからめる。

5、仕上げにピーマンを入れて全体をよく混ぜたら出来上がり!

ゼラチンの分量は、湯で溶けるゼラチンを使用した場合のもの。

ナポリタン以外のパスタ(ペペロンチーノなど) の場合、ソースに(★)の分量で溶いたゼラチンを加えてください。

汁物にゼラチンを入れるコツ

ゼラチンをスープなどに入れるとコク・まろやかさ・甘みなどがアップします。

ゼラチンを加える目安は濃度1%。
ゼラチンは、入れすぎると動物性たんぱく特有のくさみが目立ってきます。
そのくさみを立たせず、コクやまろやかさのみをアップさせるポイントが、 水の重量に対して濃度1%の量でゼラチンを使うこと!

濃度1%の目安は、計量カップ1杯(200ml)の水に対して、ゼラチン小さじ1強。

★いろんな料理にゼラチンを加える1人前あたりの目安

ラーメン・・・大さじ1弱(スープの水分量400mlで算出)
汁物、スープ・・・小さじ1弱(スープの水分量120ml)
煮物・・・煮汁の1%
カレー、シチュー・・・小さじ1(スープの水分量140ml)

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