2017年4月5日のNHK ガッテンは、新生活に！時短に！「缶詰」おいしさ使いこなしスペシャル。
野崎洋光さんが教えてくれる「缶詰にしか出せない味」をフル活用する簡単レシピは必見です♪
古くなった缶詰はいつまでもつの？
理論的には半永久的に腐敗しませんが、缶詰の種類にかかわらず、賞味期限は３年（日本国内の商品）。
賞味期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
しかし、食べるときは自信でよく判断をして下さい。
★こんな缶詰には要注意！
・開封前の缶詰の見た目が膨らんでいる
・缶を開ける時、プシュッとガスが出る。
・食材から変なにおいがする。
缶詰の食べごろ
缶詰は寝かせることで味わいが変化します。
長期間の保存の間に、調味液が食材にじっくり染みこんでいくことによって、味わいが変わり、缶詰業界では「缶熟（かんじゅく）」と呼ばれています。
缶詰は長く保存できるからこそ、寝かせることで味の変化が楽しめます。
黒川さん流「缶詰の食べ頃」の目安とは？
（あくまで黒川さんの個人的なおすすめです。またメーカーなどによっても異なります。）
★果物系（主にシロップに使っているもの）・・・製造から半年ほどからのものが、シロップが食材に十分にしみ込むでのおすすめ。
★野菜・穀物・豆系 （主に水煮）・・・野菜や豆などの缶詰は水につかっていることが多く、シャキッとした食感を楽しみたい場合は製造から早いほうがおすすめ。
※水につかっていない「ドライパック」などは、この例には当てはまりません。
★オイル系（肉・魚）、みそ・しょうゆ系（肉・魚）・・・ツナ缶などのオイル漬けの缶詰や、みそ煮やしょうゆ煮などの缶詰は、十分に缶熟させたものがおすすめ。
缶詰は栄養も守ってくれる！
通常、さまざまな栄養素は、酸素と反応して壊れてしまいます
缶詰の中は空気を抜いて、真空に近い状態で、加熱しても酸素が少ないので、栄養素が残りやすいのです。
缶詰を開けたあとの保存方法
缶詰を開封すると、缶の内側が空気に触れて酸化するため、食材に悪影響がおよぶ可能性があります。
そのため、缶に入れたまま保存するのはおすすめしません。
一度開封した後は、保存容器などにうつし、冷蔵庫に入れ、なるべく早く食べることをおすすめします。
スプーンで缶詰を開ける方法
缶詰があっても缶切りがない！そんな非常事態に役にたつのがスプーンで缶詰を開ける方法です。
スプーンの先を、缶詰の縁に当てて、ひたすらこすります。
約１０分ほどで、小さな穴があき、そこからさらに１０分ほどかけて穴を広げていくと缶詰のフタを開けることができるそう。
フタの部分で手を切らないよう軍手をつけるなど、怪我には十分注意して行ってください。
缶詰を使ったおすすめレシピ
和食の達人である野崎洋光さんが教えてくれた缶詰を使ったレシピ。
牛肉大和煮のハヤシライス
牛肉の大和煮とホワイトソースの組み合わせで、じっくり煮込んだようなおいしいハヤシライスが作れます。
●材料（２人分）
・サラダ油・・・大さじ１
・タマネギ（スライス）・・・1/2個
・牛肉大和煮缶（１６０ｇ）・・・１缶
・ホワイトソーズ缶・・・５０ｇ
・ウスターソース・・・大さじ２
・トマトケチャップ・・・大さじ１と1/2
・ブロッコリー・・・4房
・ご飯・・・2膳分
●作り方
１、フライパンを熱しサラダ油を入れタマネギを炒める。
２、しんなりしてきたら牛肉大和煮を缶汁ごと加え、ホワイトソース、ウスターソース、トマトケチャップを加えて煮る。
３、タマネギに火が通ったら出来上がり。
４、器にご飯を盛り、（３）をかけブロッコリーを添える。
ホタテ缶の冷や汁
ホタテの缶汁にはうまみがたっぷり！火も使わず、時短で、ダシがしっかり出た冷や汁が実現。
●材料（４人分）
・ホタテ缶（１３０ｇ）・・・1缶
・田舎味噌・・・50g
・水・・・４３０ml
・キュウリ（小口切りにし塩をもみをしてさっと水洗いをして水気をきる）・・・1本
・トマト（湯むきをして1㎝角に切ったもの）・・・1/2個
・大葉（はさみで千切り）・・・4枚
・木綿豆腐・・・150g
・白いりごま・・・大さじ２
●作り方
１、ボウルにホタテの缶汁を入れて身はほぐしておく。
２、ボウルにみそを入れ水で少しずつのばしながら入れていき、豆腐を一口大に手でちぎりながら加え、他の材料全て入れて出来上がり。
３、ご飯にかけていただきます。
サバ水煮缶の天ぷら
サバの身にはすでに火が通っているので、あげる時間が半分以下に短縮！極上の食感です。
●材料（４人分）
・サバの水煮缶・・・1缶
・海苔（1㎝幅×長さ10㎝）・・・12枚
・大葉（半分に切る）・・・6枚
・小麦粉・・・適量
・揚げ油・・・適量
【衣の材料】
・水・・・150ml
・小麦粉・・・70g
・卵黄・・・1/2個
●作り方
１、サバの水煮缶からサバを取り出し１口大に切る。
２、小麦粉をまぶし、大葉を巻き、海苔を巻いてとめ、天ぷらの衣をつけて１７０°の油で揚げる。
サバの水煮缶によって塩分が異なりますので、足りない場合は塩を振ってください。